初めてのマイホーム探しでは、分からないことがたくさん。物件選びはもちろん、その後の契約や住宅ローンの手続きなどの流れも事前に知っておきたいところです。
今回は中古住宅の検討段階から実際の契約手続き、引き渡し後のリフォームが完了して引っ越せるまでの一連の流れを解説します。
目次
■中古住宅購入も意外とやることは多い
新築と違い現物を見てそのまま購入できる中古住宅ですが、実際暮らし始めるまでには必要となる手続きや準備があります。ある程度の流れを知って事前準備をすることで、契約から引っ越しまでがスムーズになり、入居までの期間短縮につながります。私たち不動産会社がサポートするのは当然ですが、ご自身でもある程度の流れを把握しておきましょう。
毎日のお仕事や家事の中で時間を作り、手続きを進めるのはなかなか大変なこと。しっかり準備し、ムダ・負担を減らして理想のマイホームを手に入れましょう。
■中古住宅購入から暮らしはじめまでの流れ
マイホームとして中古住宅を検討し、実際に暮らし始めるまでの流れを、3つの段階に分けて詳しく見ていきましょう。
【物件探し~契約前まで】
・資金計画
実際の物件探しに取り組む前に、まずは大まかな資金計画を立てましょう。いくらいい物件を見つけても、予算がはっきりしていないと実際に購入できるのかどうか分かりません。
この段階では細かい部分まで考え込む必要はなく、用意できる自己資金や毎月の返済額をおおまかにシミュレーションしておけばOK。インターネットの住宅ローンシミュレーションなどを上手に活用しましょう。
予算の上限が分かればこのあとの物件探しもスムーズになり、予算オーバーも防げます。
・物件探し
中古住宅の物件探しは、ポータルサイト・街の看板・不動産会社などさまざまな方法があります。どの方法も一長一短ありますが、効率良く希望の条件に合った物件を見つけるなら、私たち不動産会社にご相談いただくのがおすすめです。
ネット上には出回らない物件情報も検討範囲になりますので、理想の物件に巡り合う確率が高まります。プロ目線でのアドバイスを受けられるのも、不動産会社を利用するメリット。
目当ての物件がいくつか見つかったら、実際に内覧して絞り込みましょう。
【契約~引き渡し】
・売り主に購入申し込みする
複数の物件から購入したい一軒に絞り込んだら、売り主へ購入の申し込みを行います。私たち不動産会社にご相談いただいている状態なら、希望価格や条件をお伝えいただくだけでOK。不動産仲介を利用しない場合、売り主と買い主さんで直接やり取り&交渉することになります。
・ローン事前審査を受ける
住宅ローンを利用する場合は、契約前にローンの事前審査を受けるのが一般的です。契約後に住宅ローンの審査に落ちてしまい、それまでの手続きや費用がムダになるのを避けるためです。審査基準は金融機関によってさまざまなため、複数の事前審査に申し込む方法もあります。複数の金融機関の仮審査に通っても、その中から一番条件が良いモノを選ぶことも可能です。仮審査では収入の確認書類や健康診断書類など必要な書類もありますので、早めの段階で用意しておくとムダがありません。
・重要事項説明を受け売買契約を締結
ローンの事前審査が通り売り主との間で条件の折り合いがついたら、本契約へと進みます。不動産の契約時は必ず宅地建物取引士による重要事項説明がありますので、不明点などをしっかり質問しておきましょう。ここで本契約を結ぶとその後の変更ができませんので、納得できるまで確認しあいまいな部分をなくしておいてください。
契約内容に問題がなければ、書類に捺印して手付金を収めることで契約締結となります。
・住宅ローンを申し込む
本契約が完了したら、事前審査していた住宅ローン会社に本申し込みを行います。仮審査より必要な書類が増えますので、こちらも事前に集めておくとスムーズに手続きを進められます。
本審査は金融機関ではなく信用保証会社がより厳密な審査を実施するため、仮審査が通っていても落ちてしまうケースも。万が一に備え、複数の事前審査を受けておくと良いでしょう。本審査は1~2週間かかります。
・残金を支払い引き渡し
住宅ローンの本審査が無事通ったら、ローン契約と引き渡し日の調整をし、残金の決済と同時に引き渡しが完了します。引き渡し日には物件の名義がご本人に移りますので、その日から暮らし始めることも可能です。
【入居まで】
・リフォームプランを考える
内装や水回りなどのリフォームを行う場合は、入居前の空き家状態の方が良いでしょう。引き渡しが完了後だと完成までの時間が伸びてしまうので、契約が完了した時点でリフォームプランづくりも並行して進めるのがおすすめです。
ご自身でリフォーム会社を探すのもアリですが、不動産会社がリフォームにも対応するワンストップサービスを活用すると非常にスムーズです。
・着工~完成
リフォーム工事の着工後は基本的に図面や仕様書に沿って進みますが、ときおり現場を訪れて打ち合わせ通り仕上がっているか確認しましょう。空き家状態なら毎日行く必要はありませんが、イメージとのズレを確認するためにも大切です。リフォーム完成後の引き渡しでは、キズがないか、予定通り仕上がっているかしっかり確認してから受け取りましょう。
・引っ越し
リフォーム完了後はいよいよ引っ越しとなりますが、電気・ガス・水道・インターネットなどのインフラ開通の連絡を忘れないようにしましょう。郵便局の転送手続き、免許証や住民票の移転など、うっかり忘れがちな手続きもたくさんあるのでリストアップしておくのがおすすめ。通販サイトの住所変更なども、意外と忘れやすいので要注意です。
■中古住宅購入前にやるべきこと
・引っ越し目標を決める
マイホーム探しの最初の段階で引っ越し目標日が決まっていると、スケジュールを逆算していつまでに何をすべきなのかハッキリさせることができます。逆にゴールを設定しないまま取り組むと、つい面倒なことを後回しにしてしまいダラダラと日程が延びてしまうことが多いです。
転勤や進学など引っ越したい期限が決まっている場合は特に、ゴールから逆算して明確なスケジュールを組み立てましょう。
・予算の上限を決める
定価の無い中古住宅は、同じエリアや間取りでも1,000万円以上価格差があることも珍しくありません。予算の上限を決めないままなんとなく物件を見くらべていると、当然高い物件に目移りして予算オーバーしやすくなります。できるだけ早めの段階で資金計画と住宅ローンの仮審査を行い、予算の範囲内でムリなく購入できる物件を探しましょう。
・付帯費用を計算しておく
住宅の購入費以外にかかる引っ越し費用や買い替える家具代金など、さまざまな付帯費用もしっかり計算しておきましょう。引っ越しでは思わぬ出費も少なくありませんので、少し多めに見積もっておくと慌てません。
■まとめ:しっかり準備してスムーズに中古住宅を購入
必要な書類や手続きなどが意外と多い中古住宅の購入は、事前の準備が大切。短期間でスムーズに入居するためにも、全体的な流れを把握して早めの段階で準備を進めましょう。
スムーズにマイホームを手に入れるためには、私たち不動産会社のサポートも重要です。なるべくご自宅や新居から近く、打ち合わせしやすい不動産会社を選んでください。
茨城県内で中古住宅をお探しなら、私たちライズクリエーションにもぜひご相談ください。不動産・リフォームまで一貫したワンストップ体制で、理想のマイホーム探しをスムーズにサポートいたします。
中古住宅探しを始める前の事前相談会も実施していますので、「ちょっと話を聞いてみたいな」という方もお気軽にどうぞ。
こちらの記事も読まれています
・中古一戸建て選びの注意点|茨城県で買ってはいけない中古住宅とは
・令和時代に中古住宅+リフォームが増えているワケ|茨城のリフォーム費用相場
・はじめてのマイホームは新築or中古どっちが良い?|茨城県の戸建て・マンション事情