一戸建ての中でも人気が高まりつつある平屋の住まい。
古民家ブームなども相まって、中古の平屋を自分らしくリフォーム・リノベーションして住む方も増えています。
今回は茨城県で中古平屋をリフォームして住む際の物件の選び方についてお話したいと思います。
中古一戸建てを購入したい方、戸建てのリフォーム、リノベーションを検討中の方は参考にしてください。
目次
◆ 中古平屋リノベ、リフォームのメリット
はじめに、平屋の中古物件をリフォームして住むことのメリットについて解説します。
・新築以下の価格できれいな家に住める
新築物件と中古物件では、一般的に中古物件の方が割安になります。
同じ立地条件・空間であれば、「中古+リフォーム」は(リフォーム内容や規模にもよります)、新築よりもお得であるケースがほとんどです。
具体的には、新築の建売住宅を購入する場合と比較して、約25%~30%ほど総費用が少なくなる傾向があります。
・立地の選択肢が豊富
新築住宅を購入しようとする場合、立地の良い土地にはすでに家が建っていたり、条件が揃わなかったりするケースも多いです。そのため、限られたエリア、立地条件で探さざるを得ないということも多くなります。
希望の立地条件という観点で見ると、中古物件のほうが圧倒的に数が多く、条件に合う物件が見つかりやすいです。また、そもそも建物の価格も新築より割安のため、希望の予算に合う物件も見つかりやすくなります。
・間取りや仕様を自分らしく変更できる
中古+リフォームの最大のメリットの1つは、総費用を抑えつつも間取りや設備を住みやすくアレンジできることです。
新築で間取りや設備を自由に決めて家を建てるには、オーダーメイド型の注文住宅を選ぶことになると思います。
注文住宅は新築の購入方法の中でも建築費で費用が高くなりがちなため、「建売や企画住宅で妥協して、少しでも希望に合うようなものを選ぶ」、という人も多いでしょう。
ですが、それではあくまで「家に自分たちの生活を合わせる」ようなスタイルです。
中古+リフォームは、「家を選ぶ」のではなく、注文住宅のように「家を自分仕様に合わせる」ことができます。
さらに、家を1から建てるわけではないので、注文住宅よりも施工費(リフォーム費用)も少なく※済みます。
※物件の状態や希望によって、断熱や耐震リフォームなどの工事を行う場合は、その分の施工費が上乗せされます。
・購入とリフォームを同時実施でローン負担軽減
ところで、中古物件の購入は住宅ローン、リフォーム費用はリフォームローンを組むと考える人も多いと思います。
しかし、中古物件をリフォームして住むことを前提にするなら、物件購入費とリフォーム費用をまとめた「リフォーム一体型住宅ローン」が適していることも多いです。物件取得費用を一括して長期間のローンにすることで、月々の返済負担を軽減しやすくなります。
「リフォーム一体型住宅ローン」がお得になる理由は?
物件購入の住宅ローンは「有担保型」であり、物件を担保にしてローンを組むため金融機関側のリスクが低く、審査は厳しいですが金利が低めで返済期間も長めに設定できます。
一方、リフォームローンは「無担保型」です。担保が不要で審査に時間がかからないというメリットはありますが、その分金利は高めで返済期間が短く設定されています。また、借りられる限度額も少なめ。
そのため、物件購入とリフォームそれぞれに希望する融資額や返済期間によっては、一体型ローンにした方が利息の合計額が少なくなり、返済負担が軽減しやすくなるのです。
リフォーム一体型住宅ローンを利用するためには、物件のリフォーム内容や工事費の概算が決まっていることが条件になります。リフォーム工事業者との工事請負契約書や、リフォーム工事の見積書などが必要になることが多いです。
リフォーム一体化ローンを組むなら、購入前からリフォーム業者と相談しながら、工事の詳細を決めておくという段取りの早さが勝負になります。すでにリフォームのイメージが固まっている人や、総費用のうちリフォームにかける費用の割合が高い人に向いています。
・バリアフリー化した住宅を実現しやすい
中古平屋は、バリアフリー化した住宅にリフォームしやすいというメリットもあります。
階段がないためもともと移動が楽であることに加えて、各部屋のドアの下枠をなくしてフラットにしたり、間仕切りを減らして空間を広げたりすることよってさらに動線が良くなります。
関連リンク:中古を買ってリフォームするメリット
◆ リフォーム前提で選ぶ中古平屋のポイント
それでは、リフォームして住むことを前提とした中古平屋の選び方について解説していきます。
・暮らしに合った居住面積を把握して物件を絞り込む
平屋は、2階建てと比べると、同じ延べ床面積にするためにはより多くの土地面積・建築面積が必要になります。
そのため、広い平屋を手に入れようとすると物件価格のうち土地費用の割合が高くなりがちで、買いたい平屋は予算オーバー…ということもあるかもしれません。
中古平屋を購入するときは、数値上の面積や坪数よりも、家自体のカタチや、どの程度間取りを変更できるか、どんなリフォームができるかという点を重視しましょう。理想の暮らしができる居住面積は人それぞれですから、広ければ広いほど良い家というわけではありません。
・周辺環境をチェックする
平屋は隣家が2階建ての家であることが多いため、土地に対して日あたりや風通しが良くなるように計算して建築されているかも重要なポイントです。すでに建っている家の基礎から移動をさせることはできないので、これらの条件はしっかり事前に確認するようにします。
また、周囲の建物や道路からの視線がどこにくるかも実際の物件を色々な角度、高さから見てチェックしましょう。
・住宅性能、省エネ創エネ設備の状況
中古物件購入時には、建物自体の性能もしっかり確認しましょう。
比較的築浅の物件なら、耐震性能や断熱性能が高い家も多いですが、築年数が古い物件は、これらの性能が不十分なこともあります。
家の断熱性能は住み心地に大きく影響します。間取りや設備の面で快適になっても、温熱環境が悪ければ「夏暑く、冬寒い」不快な家になってしまいます。また、エアコンなどの冷暖房設備のランニングコストも多くなります。
給湯器をはじめとする設備の省エネ性能チェックも忘れずに行いましょう。設備をどの程度新しくするかによってリフォーム費用も変わってきます。
中古物件の性能チェックには、ホームインスペクションや耐震診断などを利用する方法があります。
◆ リフォームしやすいのはこんな物件
・水回りがセオリー通りに配置されている
もともとの物件の間取りの状態によって、リフォームのしやすい、しづらい家というものがあります。
もっとも基本的なチェックポイントは「水回りの間取りや配置がセオリー通りか」ということ。
住宅では浴室、洗面所、トイレ、キッチンなどの水回りは固めて配置するのが基本です。それぞれの場所が離れていると、給湯器と各蛇口をつなぐために給水管が長く複雑な設計になります。
水周りを移動するのにはそれにともなって給排水管も大幅に移動、変更が必要なためコストがかかります。そして給湯器から蛇口が離れれば離れるほど、お湯になるまでの時間も長くなります(メインの給湯器の他に別の場所に給湯器を設けてカバーしている場合もあります)。
前の持ち主のデザインの好みやライフスタイルの都合によって水回りがセオリー通りに配置されていない物件は要注意です。
・屋根、外壁、窓が生かせるか
リフォーム工事の中でもコストが高いのが「外壁、屋根」です。
住み始めてすぐに雨漏り…なんていう事態を防ぐためにも、見た目の状態がきれいかというだけでなく、これまでの外装の修復歴や、素材にどれくらい耐久性のあるものを使っているのかということは必ず確認しましょう。
また、窓やサッシの現状の断熱性能もチェックしたい点です。
窓は家全体の中で最も熱が入りやすく、逃げやすい場所です。窓ガラスが複層ガラス、サッシも樹脂や木製など断熱性能の高いものであれば、その家は断熱性能も高めということが予測できます。
逆に、古い窓ガラスやアルミサッシは断熱性能が低めなので、住んでからの快適性や冷暖房効率を高めたい場合やは窓のリフォームも検討することになります。
◆ 中古物件のリフォーム事例紹介
最後に、いばらき中古住宅専門店で実際に中古+リフォームを行った事例を紹介します。平屋の間取りは、マンションのワンフロアのような事例も一つの参考になりますので、ぜひチェックしてみてください。
◆ まとめ
リフォームに適した中古平屋選び・購入で失敗しないためには、様々な観点から物件の情報を集めること、具体的な資金計画を早めに立ててスムーズなローン契約を行うことなどが重要になります。
いばらき中古住宅専門店では、中古物件のご案内からリフォームの提案、施工までワンストップのサービスを提供しています。中古+リフォームにまつわる複雑な過程を一貫してお任せいただくことで、分かりやすくスピーディーに、希望のお住まいを手に入れるお手伝いをさせていただきます。
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